休日
ネットサーフィンしてて
面白くないなあと思ったので
青木雄二さんがすすめた世界で一番すごい面白い物語
ちなみに読んでいるのは岩波文庫版 訳者は中村白葉です。
あらすじは 自分を天才で非凡人であると自負している
大学を金がなくて追い出されたラスコーリニコフ
自分は天才だから金貸しの老婆を殺し金を奪い
勉学に役立てているのはいいことなんだと勝手な理由で殺してしまう
そして非凡人であるという自負と老婆を殺した罪の意識の狭間で葛藤し
娼婦であるソーニャにさとされ自首するという物語
たとえ自分が非凡人であっても学があっても相手がくだらない老婆であろうが
殺してはならないと諭されるわけだ。
人生うまくいくばかりではないたとえ勉強家であってもうまくいくとは限らないのは今の時代も同じであるからこそ共感を覚えてしまうのである。
そしてソーニャの父親であるマルメラードフも妻の靴下までに金に変え酒を飲んでどうしょうもない人物であるが人間とはうまくいくことばかりではないから共感を覚えてしまう。
どんな勉強家であろうがうまくいくとは限らないしマルメラードフのようにダメになる可能性は誰でもあるのです。
そういう社会は罪と罰の書かれた19世紀であろうが今の21世紀であろうが通じると思うわけであります。