貴族の時代の画家は依頼主の貴族の好みを聴いて貴族の肖像画を制作したといいます。
で、貴族の体制が倒れ資本家の時代に移り変わります。
貴族に比べ資本家の数は圧倒的多数でございます。
故に好みが多様化したために絵画は職人から芸術家へと変貌をとげるのです。
ですから多様化した好みの資本家や大衆にマーケットが変わったため多様化した芸術運動が盛んになり貴族の絵画から市民の絵画へと美術は変化してまいりました。
21世紀のぼくが
制作をどうしているかというと
僕自身が依頼主になって絵かきとしての僕がその依頼主の僕が気に入るような絵をこれまた描きたいように描いています。
僕が『見たい絵』を僕自身が『描きたいように』描いています。
これは『文化的自給自足』とも言える行為ですよね。
で自分自身が気に入る絵を僕自身が描けたなら
それを他の人にもどうでしょうかと勧めます。
ここではじめて『作品発表』ということになります。
貴族の時代ではありえなかった絵描きの姿がここにあります。