銀座の画廊巡りで感じたのは
才能のある画家は今もいるってことなんだけど
問題はそういう人をメディアが取り上げてないことなんだと思う。
美術雑誌やネットやテレビで現代の画家を調べるのは
流行の流派は僕好みではないスタイルばかりがもてはやされるように
なると雑誌、ネット、テレビはそういう流行ばかりをとりあげる。すると僕自身はつまらない時代になったの感じてしまうのだろう。
実はいつの時代も多様性がありいろんなスタイルで創るクリエイターはいるけれど
メディアは売れ線ばかり取り上げるので
ついっメディア社会はマンネリになるんだとおもう。
僕はだから過去の名作を見たり読んだりしたほうが面白いと思ったんだと思う。
食べ物屋さがしにたとえるとメディアというのはグルメガイドみたいなものだろう。
現代の作家はジャンルをとわずグルメガイド的カルチャーメディアに頼らず自分の足で画廊やら美術館へ足で通ったほうが当たりは大きいと思う。
そういえば神保町書店で立ち読みした男子部屋という男部屋の写真集は面白かった
古雑誌で散らかっている部屋やブルーレイの時代に映画のビデオテープをコレクションしている部屋や岩波文庫や古いドラえもんの漫画が本棚に並んでいる部屋
抽象画のアトリエになっている部屋とかの写真とかがあり
一口に部屋といってもこんなに多様性があるんだと驚いだ。
けれども現代の文化を紹介するメディアは商売のためかどうも
ワンパターン化され面白みに欠けた。
これからはグルメガイド的アート系カルチャー系メディアに頼らず
ちょうど孤独のグルメみたいにふらっと立ち寄ったイベント会場や画廊などで
面白い作品たちに出会いたいものです。