僕はこの時代を生きこの時代で絵を描いている。
僕が鑑賞者として絵を美術館に見に行くのは
すでに死んだ画家の絵ばかりであり
同時代の同じ時代の空気吸ってる画家の絵は美術館で見に行かない、
いや見る事もあるが死んだ画家の絵に比べると今生きている画家の絵を見に行く回数は少ないのである。
絵を描いて発表する場所は現代、この時代なんだけれども
鑑賞者として見に行きたいのは過去の名作絵画ばかりなのである。
同時代をお前は生きていないのかと突っ込みをいれたい者もいるであろう。
しかしながら僕はこの令和時代を同時代を生きる令和時代人という感覚で生きてはいない。
だってお前パソコンやスマホもやってホームページやブログやユーチューブチャンネルで作品を発表しているじゃないかという突っ込みを入れたい人の気持ちもわからなくはない。
僕は令和時代にネットで作品を発表する昭和平成人なのであり、令和人ではないのである。
必ずしもネットを使っているからといって現代社会の価値観にアップデートできているかといえば必ずしもそうではない。
僕は令和時代的な厳密な意味での現代アーティストではないのである。
現代社会の便利なインターネットなどの恩恵を受けながらもやはりアートは過去の作品の方が好きである。不便な過去の時代の方がアートは美しいと便利な現代を生きている絵描きの私は思うのである。
当たり前だが私の絵もまた過去の名画に追いつけていないのかもしれない。
それでも今後も頑張って絵を描いて生きていこうと思う。