萌えアニメのギャグで笑えない時があり
その意味を考えてみた。
僕はギャグといったらゲラゲラ大笑いしたいところがあって
日常系の萌えアニメのギャグは物足りない。
しかし日常系の萌えアニメを見せてもらって気がついた。
あ、これは萌えアニメというアイドルムービーなのだということだ。
萌えアニメのギャグはお笑いのコントではないのだ。
萌えアニメのキャラクターはお笑い芸人などではなく、アイドルなのだ。
ギャグにうるさいお笑い通を笑わせるタイプの笑いのセンスではない。
本当にギャグに飢えている人間は寄席などの演芸場やお笑い芸人ライブにいくのだ。
日常萌えアニメは笑いのジャンルが違うのだ。
ゲラゲラ笑うためのものではなく
たまにクスッと笑い萌キャラクターを愛でるための微笑ましいアイドルムービーなのだ。
それに気がついた。
アニメ雑誌を見て欲しい。アニメ雑誌が特集するのは奇抜で珍妙なアイディア、重厚なストーリー性や世界観などよりもアニメキャラクターのアイドル性だ。
そうかアニメというメディアはストーリーを味わうよりアイディアや世界観に驚くよりも
キャラクターをアイドルのように愛でるための部分のウエイトがつよい。
だから萌えアニメでゲラゲラ笑うことがなくとも文化として成り立っていたのだ。
ようやく理解できた。理解できるまでに随分時間がかかった。
日常系萌えアニメファンのみんな、理解に時間がかかって申し訳ない。
そういう文化だと理解するのにここまで時間がかかってしまった。